C++ 系の オープンソースの PACS は Orthanc が有名だが、Java 系では dcm4chee-arc-light が有名なようだ。
某先生も「arc-light は JakartaEE には対応していないので、手を出していないが、ライブラリの方はけっこう使えるようだ」と言っていた。
JavaEE 環境になってしまうがそこら辺は割り切って試してみますかね。
なお、ビルドはそれほど難しくありませんが、デプロイがとにかく手順がかかる。
よほどの事情がない限り、sourceforge で公開されているバイナリを使った方がいいでしょう。
ライブラリ dcm4che をビルド
dcm4che というのが dcm4chee-arc-light を構築するのに必要なライブラリ、arc-light は PACS サーバーそのもの、みたいです。
なので、先に dcm4che をビルド。
mvnw コマンドを使うらしいのですが、まずは maven をインストールしておきましょう。
git コマンドで
git clone git@github.com:dcm4che/dcm4che.git
として、dcm4che のソースをローカルマシンにもってくる。
リポジトリの教えにあるように
./mvnw install
としてビルドが始まりますが、mvnw コマンドは mvn の何かのラッパーのようでやや間があきます。
ビルドが始まってからは速い。
となれば、ビルドは成功。
dcm4chee-arc-light のビルド
これまでと同様にソースコードの準備。
git clone git@github.com:dcm4che/dcm4chee-arc-light.git
としてソースコードをローカルマシンに持ってくる。
ビルドにはオプションがあるので、お好みで。
とりあえず試すだけならセキュアな UI や API は要らないでしょうから、
mvn install -D db=psql
でいいと思います。
数分、かかりますが、ビルド成功。
dcm4chee-arc-light -> dcm4chee-arc-war -> target に war ファイルができているので、これをデプロイすればいいんでしょうか。
デプロイは面倒という記事が散見されるので、これは稿をあらためて。