HorliX -wikipedia 風解説- にまつわるあれこれ

HorliX という医療用ビューアがある。

HorliX の作者が知り合いの先生(猪股弘明先生 精神科医 フェイザー合同会社)なので、告知的な意味合いもあって、wikipedia に簡単な解説を書いたことがある。が、最近になって wikipedia が荒らされまくり、とてもまともな記載ではなくなっているので、私が最初に書いたくらいの分量・内容でとりあえず当サイトに wikipedia っぽい何かを書いておきました。

HorliX -wikipedia 風解説-

 

(注)確かに私も関係者(当サイトの元は phazor.info 内の裏ブログ)なので wikipedia が目指すように中立とはいかないでしょうが、なるべく客観的な記載を心がけていきます。なお、wiki のマイナー項目(研究よりの記事など)は、その領域の研究者自身が寄稿している場合が多いです。

ところで、その wiki ページ、どこからともなく荒らしがワラワラと湧いてきて、一時期、運営からページが削除されてました。

まともな訓練受けてないとかっちりとした文章ってなかなか書けないんだよね。文章を書くスキルがないためか質の悪い記載をして、運営から待ったがかかったわけです。
このとき、書き込んでた者の一人がこの人。

IP アドレス=218.42.147.86。調べると

システムクラフト(広島県三原市。代表取締役:杉原 利彦氏)という会社のようですね。

また、このシステムクラフトという会社、和歌山の増田内科の増田茂医師の OpenDolphin-m という電子カルテを取り扱っている。いたが、現在は取り扱ってないようです。
おそらく、開発ポリシーの関係(増田氏は「バックアップはクライアントにある PDF 出力機能だけで十分」と主張していた)で、現行のガイドライン基準を満たせなくなったからと思われます。

その増田氏、病院公式HP内に特定の個人を誹謗中傷する内容を作成し、厚生労働省から削除要請を受けたとか。

「内容」は上記記事に魚拓があります。クリニックの公式HPは規制の対象ですから、厚労省の監視対象になりえます。その上での削除要請です。

また Twitter でも精神障害が疑われる一般人の個人情報を流出させ、これも担当保健所から削除要請を受けた(こことかこことかこことか・・・最初、目を疑いました)。医療人の倫理としてどうなんだろうと疑問に思う(→結局、増田内科は閉院になったようですが。。。)。経緯からして著作権法違反の疑いも濃いしね。

あとは、OpenDolphin-2.7m(これも前出の猪股弘明先生開発) がご自分のカスタマイズ版の直接 Fork だと勘違いしていたが、これは完全に事実誤認(私も機会があって本家版と OpenDolphin-2.7m のソースコードを比較したが、OpenDolphin-2.7m は本家版ベースで bug fix とカルテ記載内容の外部書き出し機能を追加したもの。もう開発ポリシーからして全然違う)。

開いたイルカ』や『「いるか」の都市伝説は本当だったか?』や『「開いたイルカ」再び』などもご参照のほどを。

ANN2b

(追記)好評のなようなので、Horos 編と Orthanc 編もつくりました。

(追記2)ORCA 編も作成。

(追記3)OpenDolphin 編も作成。

(追記4)ところで air-h-128k-il 氏は horos の正規contributor。

北極圏コード貯蔵庫コントリビューター -Arctic Code Vault Contributor-

horos プロジェクトに関しては、日本語リソースの提供より ROI 関係の貢献の方が重要度高いでしょう。
なお、システムクラフトの杉原氏は(ソースコードを提供したという意味での) contributor ではありません。

(追記5)「病院公式HP内に特定の個人を誹謗中傷する内容を作成し、厚生労働省から削除要請を受けたとか」に「そんな事実はない」と反論した人がいたようなんですが、魚拓やスクリーンショットが残っているので、反論になってないでしょう。

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