HorliX 開発の経緯を知る人は、HorliX を紹介するにあたってよく HorliX/Horos などと表記する。
HorliX が Horos の fork だからなのだが、では、HorliX が Horos の改変を全て取り込んでいたかというとそんなことはなく、ほとんどの改変は取り込んでいなかった。
代表的なものが roi-color-rotation-UI で、大元のアイアディアやソースコード自体の提供が Hiroaki-Inomata/air-h-128k-il 名義でなされたにも関わらず、Horos の凝ったコードを取り込むことはしなかった。
Horos のコードの方が見栄えがいいので、周囲は「なんで?」と思っていたのだが、最近になってその理由がわかってきた。
新しいコードが生成する保存形式では他アプリへの互換性も後方互換性も無くしてしまうから、というのがその理由だろう。
大抵のビューアでは、ROI を DICOM SR というフォーマットで記録する。
Horos もそうなのだが、SR の内部的に独自形式を使っていて他のアプリでは読めない。ここでさらに独自の情報を加えてしまうと、古いバージョンの Horos でもこの情報が読めない。
これではなんのための改変なのかわからない。
HorliX 開発陣が選択したのは、この改変を取り込まないこと、つまり、動作時にのみ ROI の色がくるくる変わるだけで、色情報そのものは保管しないこと、だった。
確かにこうしておけば、アプリ間の互換性そのものは保たれる。その後、改変するにしても作業の見通しがいい。
ああ、そういうことだったんですかと答え合わせさせてもらった気分です。
ataraxia
ANN2b

