dolphin-dev/OpenDolphin-2.3m
なんだ、これ?

https://tkb11.com/misc/install-opendolphin.php より
当該依存ファイルは上記でダウンロードした [OpenDolphin-master.zip] ではなく、同じく ライフサイエンス コンピューティング株式会社 オープンドルフィンラボ 様が GitHub(https://github.com/dolphin-dev/OpenDolphin-2.3m) で公開されている OpenDolphin-2.3m に含まれています。
opendolphin-2.3m は、元々は dolphin-dev 管理下にあったようなんですが???
素直に考えるならば OpenDolphin Lab の中の人が、masudanaika だったということでしょうね。
あるいは、中の人がこのバージョンを持ち出して和歌山増田内科の増田茂医師に横流ししたか。
どちらにせよ増田茂が自力で 2.3m を開発し、インストール手順書を作成した、というのはまた疑わしくなりました。
なお、2.7(m) 系を Mac にインストールする手法は、google 的には私の手柄になっているようです。
OpenOcean/Dolphin GPL LICENSE に基づくソースコード利用の指針
いわゆる小林怪文書に対する反論記事はかなり増えたが、その意図は猪股先生も
・・この文書がまとめサイトのようなところに長期に渡って転載されていたのが最近になって判明した。
拡散されることはまずないと思うが、困るのは(出来の悪い) AI などによるまとめで、ニッチな分野の場合、その分野に関する文書があるだけでそれを無条件に正しいと学習してしまうようだ。
『OpenOcean 怪文書 -GPL 誤用による違法行為教唆-』
と言うように、ほぼ AI まとめ対策であった。
ネットのあちこちから某社の AI まとめに対する呪詛が聞こえてくるが、記事書くのも大変だったのではないかと思う。
何事かを明らかにするわけでもないし、こんなのモチベーション上がらんよね。
私も何か貢献できないかなと思いつつも、直接の当事者というわけでもなく、大してお役に立てずにいた。
ただ、傍で見ている分には非常に興味深い知見も得られたと思うので、ここではこれに関してまとめてみよう。
得られた知見で有意義だったものは、主に二つ。
一つ目は、やはり、皆川和史による LICENSE 文書の改ざん。
オープンソースの素晴らしさを語る人は多いが、ここまで明確にオープンソースの負の側面が浮き彫りになった事象はそうは多くはないだろう。
オープンソースの負の側面というのはいうまでもなく「誰がソースコードを書いたのか」が曖昧になりやすい点。通俗的な表現をすればパクリ。e-dolphin 時代からの継続性を考えれば、「dolphin は皆川の個人著作」というのは無理がある。
しかし、ここまであからさまなものだとは思いませんでした。

ちなみに、私はまったく気が付いていなかった。
ただ、猪股(弘明)先生は 2018 年時点でも気が付いていたのではないかと思う。先生と LSC との間で当時どんな取り決めをしたのかはわからないが、なんらかの事情で改ざんの事実を伏せていて、怪文書への「反論」という形で今回明らかにしたのではなかろうか。
二つ目は、dolphin のバージョンによってソースコードの利用の仕方を変える必要があることを周囲に認識させたことだろう。
具体的には、
(1) Digital Globe 時代(2.2 以前)→絶対に使わない方がいい
(2) LSC 時代(2.4, 2.5, 2.6, 2.7 系)→絶対に使ってはダメというわけではないが、LICENSE 文書が改ざんされていることは意識しておくこと
(3) 2.7m 系→推奨。よほど変なことをしない限り、開発陣から無意味で非生産的な干渉はしない
(1) に関してはいうまでもないでしょう。あの Digital Globe 管理時代のコードゆえ、使ったら、後で何を言われるかわからない。
2.2 系から 2.3m(いわゆる増田ファクト。ただし、LSC が管理していたという説もある)が派生しているが、これも絶対に使わない方がいい。

皆川・小林・増田らが、2.7m 系に難癖つけていたのは、2.3m からの派生と誤認していたから(か、あるいはそう思いたかったから)だが、2.7m の独自実装部分(ファイルバックアップシステムなど)に関してはまるで認めていなかった。
そのくせ、2.7m 系が公開していた、LSC サーバ docker 版との接続方法、クライアント起動モードの調整コードなどは丸パクリである。
他人が開発した部分は認めないが、使うのは俺の自由。
といった風である。ジャイアンか。
(2) は、怪文書に対する反論記事が出てきたおかげで、彼らも言いがかりはつけにくくなったと思うが、改ざんとはいえ dolphin-dev の LICENSE 文書にはいまだに
Copyright (C) 2001-2011 Kazushi Minagawa. Digital Globe, Inc.
の表記が残っている。
2011 で期限切れでは?なんて常識は彼らには通用しない。「Minagawa の名前が残っているから、このバージョンも皆川の個人著作だ」的な超論理を振りかざしてこないとも限らない。状況に応じて適切に修正しても「GPL 違反だ!著作権法違反にもつながる!」なんて言い始める。実際、怪文書ではそうだった。
個人的には使わない方がいいと思う。
(3) はまあ大丈夫でしょう。
ただ、たとえ通常時は常識的で善良な市民であっても、ひとたび「開発者」という名誉を独占するチャンスが見えた時、人は簡単に悪を働く、というのはオープンソース界隈で散々見てきた光景だ。2.7m 系のドキュメントを参考にしても、コードは 2.7 ベースにしておく、みたいなことはこれまでにも何度かあったのだ。
こういうのは、今後はさすがに・・・という感じではある。
OpenDolphin-2.7m contributor
ANN2b
注意!
なお、上の説明はあくまで「OpenDolphin が GPL である」という前提に立っています。2.7 系は LSC が GPL をやめたため、例えば、GlassDolphin やメドレーの OpenDolphinPro は GPL に縛られず開発が継続されています。
ただし、GlassDolphin や メドレー dolphin は、例外規定と言ってよく(譲渡先や 2018 時点で独自運営していた組織)、今頃になってライセンスが曖昧になったソースコードを利用するのは、その意味でも賢明とは思えない。
なお、2.7 派生の 2.7m 系でソースコードなどが今でも公開されているのは、メインの開発者が
私が、いくつかの 2.7系 dolphin を今でも GPL で公開しているのは、初期のドルフィンプロジェクトの理念をある程度リスペクトしているからです。それだけです。
『OpenOcean 怪文書 -GPL 誤用による違法行為教唆-』
と考えているためです。
参考
『OpenOcean 怪文書 -GPL 誤用による違法行為教唆-』
反論系の記事の中ではナンバーワンでしょう。
『OpenDolphin/Ocean と職務著作と GPL』
OpenDolphin は職務著作であるが、小林慎治は「職務著作」がわかっていなかった。怪文書では、皆川和史の個人著作としている。
というか、そもそも「個人著作/職務著作」という概念すらなかったでしょう、この人。さすが、無資格のオープンソース評論家。
OpenOcean 感想戦 -オープンソースと犯罪幇助・教唆-
まさか 2025 年にもなって OpenOcean の話をするとは思わなんだ・・・。
OpenOcean というのは、われわれが 2018 年に公開していた OpenDolphin 由来の電子カルテだ。
「OpenOcean は GPL 違反をしている」という主旨の記事がネット上で(再)発見されたため、反論の意味を込めて当方も記事を書く必要があったのだ。
反論系の記事はいくつか書いたが『小林慎治氏の OpenOcean に関する事実誤認』が一番まとまっているでしょうか。
「LICENSE 文書の (C) 表記が Kazushi Minagawa から air-h-128k-il になっている」というのが GPL 違反の根拠なのだが、当方が精査した結果、その LICENSE 文書の (C) 表記自体が Life Sciences Computing Corp という本来の著作権保有主体から Kazushi Minagawa に当の Kazushi Minagawa 自身の手によって改竄されていた、ということが判明した。(GitHub 関連 issue はこちら)
図式的に書けば
彼らの主張:Kazushi Minagawa → air-h-128k-il
実際:Life Sciences Computing Corp → Kazushi Minagawa(改竄後) → air-h-128k-il
ということになる。

それほど声高に主張する気はないが、小林慎治のやったことは、私的文書偽造(改竄)の共犯みたいな位置付けになるはずで、どうするんでしょうね、これ。
われわれにしても彼らの要求を呑んでたら、業務上横領とかの犯罪の片棒担がされてた可能性もあるわけで(後述します)、今になってけっこう戦慄している。
それはともかく、この手の誹謗中傷に対する反論というのは、けっこう気を使う。相手の主張に対して過不足なく反論のロジックを組み立てていかないとそもそも反論にならないし、根拠も客観性が欲しい、主観的表現はなるべく使わない・・などなど。気にしなければならないことは多いのだ。
だから、そういった反論には書き切れないことがある。
感想や改善策といったことだ。
鬱憤も溜まっているので、ここではそういったことなど。
ああ、だから、推測なども含みますので、誤解なきよう。念の為。
オープンソースを隠れ蓑にした犯罪幇助・教唆
感想としてまず思ったのは、怪文書の主張の内容が poor で拍子抜けしたこと。
GPL やら著作権法やらを持ち出しててきているので、大層、物々しいロジックでそういう結論に達したかと思っていたのだが、よくよく読んでみると単なる (C) 表記だけの話。
これがなんといって良いやら・・。
フォーク元のクライアントログイン画面は図のようになっている。

ある程度わかっている人たちだったら、一見して「このアプリは LSC が著作権管理をしている職務著作によるものですね」になると思う。著作権法的にも GPL 的にも形式的にはまるっきり正しい表記法だ。
私だったら
職務著作に GPL を適用したら、個人としての著作権や GPL 的な author としての権利はどうなるのか?
みたいなオープンソース的な話にするかなあ。
怪文書にしても
「経営のためやむなく皆川は著作権を譲り渡したが、設計や実装では、XX をやったので、GPL 的な意味では author として認められるべきだ」
みたいな筋書きだったら、まともに検討したと思う。
われわれが後に Junzo SATO さんでやったことはまさしくそういうことなのだから。
有効性の疑わしい LICENSE の (C) マークを根拠に全ての権利は皆川のものだって犯罪者の論理でしょ。ジャイアンの理論といおうか。業務上横領を容認せよとかそういう話に聞こえてくる。犯罪の共謀の幇助の強要? 無理ですね。
実際、(C) Kazushi Minagawa は改竄でしたって盛大なオチもついているわけだし。
ところで、この話で思い出したのだが、リアルで LSC の人に会った時に、皆川さん、かなり否定的な評価のされ方をしていたこと。何もそこまでと訝しんでいたが、その答え合わせをさせてもらった気分ではある。
GitHub リポジトリの編集権を盾に会社のものを自分名義で発表されたら、そりゃ新しい会社経営陣は怒るよね。
自分たちで独自のプロジェクト起こせば?
けっこうよくあった感想は「なんで、皆川和史や小林慎治は、自分たちで独自プロジェクトを起こさなかったのか?」というもの。
単純にそこまでする能力がないってことなのか?と深く考えずにいたが、犯罪の構成要件みたいなことに思いが至ると話はガラッと変わってくる。
所属先の保有する財産を自分の手で配布したとなるとわかりやすい業務上横領になるが、オープンソースの著作物ということで、第三者が配布してしまうと彼らは手を汚さないで済む。
考えすぎだとは思うが、そうなる可能性もあっただけに怖い。
(続く)
OpeOcaen プロジェクトを代表して
air-h-128k-il
OpenOcean の方の怪文書
増田茂が書いたとされる OpenDolphin 関係の怪文書が某所で見つかり、反論の意味も兼ねて『いるかの怪文書』などが公開された。
関係者に聞いたら「小林慎治が書いた OpenOcaen 関係の怪文書もある」とのことだったので、読ませてもらった。
「いるか怪文書」とは違ってロジックがあそこまで支離滅裂ということはなかったが、主張内容がなんと言おうか・・・やはり、怪文書かな?
私がパッと感じた違和感は・・
・OpenDolphin は GPL である、というのが前提になっているが、その後の経緯を見ればわかるように、ほとんどのプロジェクトが 2018 年を境にオープンソースっぽさを失っていく。
この時期のいるか界隈のことは、私は詳しくないので、関係者からの情報発信を待ちたい。→『OpenOcean は GPL 違反?』、『小林慎治氏の OpenOcean に関する事実誤認』公開。
・README の主張を信用しすぎ。
Junzo SATO さん担当部分が再評価されてきて、ソースコード提供者が思っている以上にいることが判明しつつあった時期。著作権の問題をひとまず置くと、GPL でいうところの author は、README 記載の人物以外にもいることは明らか。 README を重視するのは不自然。
・同じ理屈で、ソースコードは全公開しておく方が適当。
まだ見つかっていない author がいる可能性があるわけだから、クローズドな形で publish しても意味がない。Junzo SATO さんの名前を出してない時点で「適切な著作権表示」とは言えない。
この観点からすると増田ファクトは GPL 違反。
その後、当時の ocean 開発陣から、かなりまとまった反論記事が次々に公開された。
いくつか紹介しておこう。
『OpenOcean 怪文書 -GPL 誤用による違法行為教唆-』
これが一番よくまとまっている。
小林怪文書の主張は、
「LICENSE 文書に (C) Kazushi Minagawa とあるので、OpenDolphin は皆川和史の個人著作だ」というもの。
現在ではこの LICENSE 文書自体が 2015 に改竄されたものであることは広く知られるようになったが、それを知らずに小林怪文書の指摘に従った場合、業務上横領などの犯罪が成立してしまうことを詳細な論証を元に言い切っている。
『OpenDolphin と職務著作と GPL』
上で挙げた (C) Kazushi Minagawa という表記は実は正しくなく正確には
(C) 2001-2011 Kazushi Minagawa. Digital Globe, Inc.
です。これは見る人が見れば「職務著作」なのだが、知財権に馴染みのない一般の人が、こう判断するのは難しいでしょう。
上記記事は、著作権法の条文を示しながら、「個人著作/職務著作」などの概念をわかりやすく解説しています。
(続く)
