AppleWatch 3ヶ月使用後レビュー

AppleWatch を使い始めてそろそろ3ヶ月経ったので、気がついたことなど。
(導入したときの記事はこちら

⭐️ バンドを変えやすいのは何気に便利。だが・・・。

通常の腕時計よりはバンドが着脱しやすい機構になっている。
私の場合、やはり純正のシリコンのやつは若干色めが落ち着きすぎ(はっきりいうと重い)だったようで、落ち着かない。
しばらく、白黒のコントラストがはっきりしているこちら(↓)のものに取り替えて使っていた。

写真だと伝わりにくいと思うが、質感は純正のものより安っぽい感じ(純正品より安い。値段相応)。
だが、明快に AppleWatch っぽくなった。

なのだが、いい歳をしたヲヂさんはこんな感じのをつけていると落ち着かなくなってくるのよw

結局、どうしても我慢ならなくなって、いたって普通の黒い革製のバンドを購入(↓)。

文字盤も導入当初はあれこれ変えてみたが、一番普通っぽい Nike (ナイキ)の文字盤でほぼ固定。なお、この文字盤はけっこう人気なようなのだが、わかるような気がする。普通の白黒コントラストのすっきりとしたデザインにナイキロゴの赤い差し色。視認性は良いし、普段使いにちょうどいい。

なるべく普通の腕時計っぽく見える方に寄せていったわけです。
(周囲の同年代男性も概ねこんな感じでした)

結局、これに落ち着いたし、しばらく変えるつもりはない
現在は黒の金属製のバンドにしてます。

AppleWatch のベルト問題

⭐️ バッテリー持ちは、気になる人は気になると思う

言われているほどバッテリー持ちは悪くないし、1日1度、充電するのが習慣化してしまえば、バッテリー関係に関しては大して気にならない。

だが、よほど余裕のある人でない限り、いつもいつもゆったりとした気分で充電できるわけではない。
ある程度社会参加している人なら突然一泊くらいの出張に出ることはよくある。こういうときにダメなんだな。
一応、省電力モードはあるのだが、仕事のさなかそんなの気にしたくない。

やはりソーラー電波あたりと比較してしまう。

ほぼメンテフリーで使えるソーラー電波と比較してしまうと(時計としてみた場合は)、利便性という点で使いにくい。

⭐️ 現状だとどういう人向けか

やはり、健康が気になる人向けだろう。
AppleWatch が提供する各種機能が必要だという人には換えが効かないとは思う。

だが、この点でも AppleWatch は進化の過程だと思う。
心電図機能は使えるようにはなったが、血糖値測定はいまだ開発中だ。
(『AppleWatch と血糖測定とラマン散乱』など参照)
しかも、この点では sumsung の方が先行しているようだ。

⭐️ まとめ・感想など

・いかにもな感じが苦手な人はバンドを変えるなどして対応

・時計としてみた場合、利便性(特にバッテリー持ち)はイマイチ

・生体測定装置としてみた場合はまだ完成形とはいえない

 

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Apple Watch の心電図アプリの計測データを外部に取り出す

iPhone の準備が整ったところで Apple Watch も導入。
6 シリーズの Nike モデルにした。


アルミスペースグレイの筐体に黒系のバンドにしたので「ちょっと重くなるかな?」と心配していたが、あまり強い自己主張なくすっきりとまとまっていてこれはこれでアリだと思うようになった。

ついでで書いておくとバンドはかなり容易に変えられるし、文字盤なども画面操作一発で変更できる。だから、購入アイテムの選択肢に迷ったとき、まず決めるべきは、シリーズ(モデル)筐体の材質と大きさと色だ。

 

それでは、本題。

私の興味の中心はやはり心電図アプリなんだが、その意義とか測定方法などは色々な人が様々なやり方で情報発信しているので、ここでは割愛。

Apple Watch で取得したデータは iPhone に送られるのだが、そのデータの取り出し方に関して書く。

手軽にできる方法は次の二通り。

PDF で書き出す

これはよく知られた方法。
ヘルスケア→心電図(ECG)→ PDF に書き出したいデータを選択
で、この画面になる。

「医師に渡すためにPDFを書き出す」をタップして適当なプリンタから打ち出すか、AirDrop などで Mac に PDF ファイルとして送りあとはファイルとして保管すればいい。

気の利いた医療者ならば、医療システム(電子カルテやPACSと呼ばれる画像サーバなど)のどこかに保管してくれる(はず)だ。

電子カルテにこのように貼ってもらえれば、心電図アプリも本望だろう。

 

PACS や画像ビューアなどにも「画像として」取り込むことはできる(後述するように「データとして」取り込む方がメリット大きいんですが)。

ちなみに PHR (Personal Health Record) という概念があり、今後は日本でも自分の医療データは自分で管理するという時代になると言われている。
今のところ、興味深い試みはあるもののなかなか実現できそうな感じがないんですが・・・。

ヘルスケアデータ全体を zip ファイルで取り出す

これはあまり知られていないかもしれないが、iPhone 内に記録されているヘルスケア系のデータを完全な形ですべて取ってこれるので、以下の方法は有用。

ヘルスケアアイコンをタップして概要のページが出てきたら、画面右上のユーザーアイコンをタップする。


すると次の画面に遷移するので、「すべてのヘルスケアデータを書き出す」を選べばよい。


データをどこに送るか iPhone が訊いてくるので、適当に選ぶ。
たぶん、一番簡単なのは AirDrop で Mac に送ること。
送受信が上手くいけば、Mac の「ダウンロード」フォルダ内に「書き出したデータ.zip」が送られているはずなので、これを解凍する。
apple_health_export フォルダがあるので、これを「書類」あたりに配置しておけばいいでしょう。
なお、心電図データは apple_health_export -> electrocardiograms フォルダ内に CSV ファイル形式で記録されています。
この方法のいい点は、(おそらく)生データが取得できるところ。

「データとして」情報が取って来れると2次的な利用もしやすくなる。
実は apple watch は心電図アプリを使って計測を始めると、生体からの電気シグナルを 1 秒間におおよそ 512 回程度サンプリングしており、そのデータを直接加工することができる。
例えば、


などというデータがあった場合、(この場合は)「S波が歪んでいるのでもうちょっと詳しくみてみたい」ということがある。
これは、適当なプログラムを組めば、以下のように実現できる。
(python という言語を使用。コードはここを参考にさせてもらった)

1550 〜 1650 回のサンプリング値のみを表示させているので、波形形状がより詳細に描かれているのがわかると思う。

もっとマニアックな方法

実は、上記二つ以外にもやり方はあるのだが、プログラミングまで踏み込まないと実現できないのでここでは説明は省略。

 

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