例の東京医大不正入試をきっかけに医学部入学の公平性みたいなものが議論されているが、私なんかは「あれ?」みたいに思うところがある。
私は、前にどこかで触れたかもしれないが、学士入学枠を使って医学部に入った口である。
某大理系→修士修了→メーカー(研究開発)→学士入学枠で医学部入学→医師
という経歴。
学士入学は長らく阪大でのみ行われていたが、平成10年に群馬大医学部が新規に導入、これがきっかけとなって各地の国公立大でも次々に導入されるようになった。
参考:『平成10年度 第一期生の総括』(群馬大のHPより)
導入初期の頃は、倍率も数十倍が当たり前で、この頃に受けていたら、私なんか受かったかどうか怪しい。
なんで、こんなに普及したかといえば、やはり、当初の予想以上に質の高い学生が入学していったからではないかと思う。
先人たちの努力には頭が下がる思いだ。
先ほど、気になって調べたら、現在(平成30年度)では、200人を超える入学枠がある。
冒頭で医学部入試に関して「あれ?」と思ったと書いたのは、女性差別や多浪差別などはよく取り上げられるのに、学士入学の定員数は妥当か?みたいな話題が各種メディアでは全然取り上げられないこと。
ここ十数年で、現実におこっていた主要な変化は、学士入学枠の拡大なのだ。
なお、気になるであろう難易度でいえば、卒論〜修論〜社会人教育などの指導をきちんと受け、それを乗り越えてきたような人なら、それほど難しくないと思う。(ただし、準備は必要ですよ、もちろん)
ちなみに今でも人気(だと思う)の関東国立の学士編入枠は以下のようになっている。
大学 | 定員 |
筑波大 | 5 |
東京医科歯科大 | 5 |
千葉大 | 5 |
群馬大 | 15 |
訓練を積んだ人にはそれほど難しくない、というようなことを言いたかったんですが、さすがに医科歯科あたりは高次元のバトルになるでしょうね。
“今、医学部に入学する最も簡単な方法は学士入学かもしれない” への2件の返信